チコリはデトックス効果のあるハーブとして知られています。
チコリの根をハーブティーやコーヒーにして飲用すると、体内にある余分な水分や老廃物などの排出を助けてくれます。食物繊維を豊富に含み、むくみの解消や便通の改善に効果的なハーブです。
このハーブには消炎作用があることでも知られており、気管支の炎症などに有効といわれています。
また、肝機能を促進する働きとともに、脾臓や胆のう、腎臓などの臓器を浄化するともいわれています。
そのほか、チコリには駆風作用もあり、腸内に溜まったガスの排出を促してくれます。
★注意★
キク科アレルギーの人は使用を避けてください。
妊娠中の人や子供は使用に注意が必要です。
効能・効果まとめ
駆風、緩下、利尿、消炎、消毒
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チコリは、ヨーロッパ、西~中央アジア、北アフリカ原産のハーブです。古来、魔力を持ったハーブと考えられていました。
チコリの属名は、このハーブが畑で作られることから、ギリシャ語で「畑」を意味するchorionに由来しています。
フランス語ではアンディーブ、日本ではキクニガナとも呼ばれます。
花言葉は「節約、待ちぼうけ」です。
チコリは水はけのよい肥沃な土壌でよく育ちます。涼しく、風通しのよい場所を好み、高温多湿には弱い性質を持っています。
草丈は1~1.5mほどに生長し、初夏から秋にかけて青色の花をいっせいに咲かせます。
スーパーなどで見られるチコリは白菜のような形をしていますが、これは新芽を日光に当てずに白く育てたものです。緑色になった葉には独特の苦みがあるため、白く育てることで苦みを和らげおいしく食べることができます。
また、エンダイブ(endive)と呼ばれる野菜はチコリの近縁種で、チコリと同様、サラダに入れたり煮物や炒め物に利用されます。
チコリの根をローストしたチコリコーヒーはノンカフェインで苦味もなく、コーヒーの代用として楽しまれています。
学名:Cichorium intybus
別名:アンディーブ
和名:キクニガナ
種別:キク科キクニガナ属 多年草
成分:イヌリン、苦味質、糖類、タンニンなど
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チコリと同じく
キク科のハーブ
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
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サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」