フィーバーフュー

フィーバーフューの効能・効果

フィーバーフューには偏頭痛を予防・緩和する効能があるといわれています。これは葉に含まれるパルテノライドと呼ばれる成分が、セロトニンというホルモンの分泌を抑え、脳の血管収縮を抑制するためです。

古来より偏頭痛を治すため、フィーバーフューの生葉が利用されてきましたが、生葉を口に入れると口内炎ができてしまうことがあります。やや苦味があるため、ハチミツなどを加えてハーブティーにするとよいでしょう。

フィーバーフュー

また、フィーバーフューには抗炎症作用も秘められています。ヨーロッパでは古くから関節炎やリウマチの治療にも用いられてきました。

このハーブには虫除け効果もあるといわれ、花や葉を乾燥させてポプリやサシェにして利用します。

★注意★
キク科アレルギーの方、幼児、妊娠中・授乳中の方は使用に注意が必要です。
抗血液凝固剤との併用には注意が必要です。
生葉を食べると口内炎ができることがあります。

効能・効果まとめ

血管拡張、鎮痛、抗炎症、駆虫、解熱

フィーバーフューの起源・由来

フィーバーフューはバルカン半島・西アジアの原産といわれ、今日では北アメリカやヨーロッパ全域に自生しています。

このハーブは古くから婦人病や胃の不調を改善するために用いられ、また解熱や偏頭痛の薬として利用されてきました。

古代ギリシャ時代、フィーバーフューがパルテノン神殿から転落した人の命を救ったという伝承も残されています。

フィーバーフューの名は、ラテン語のfebrifugia(熱を下げるもの)に由来しています。

花言葉は「楽しむ、忍耐、寛容、集う喜び、深い愛、恋路」です。

フィーバーフューの特徴

フィーバーフューは日当たりと水はけがよく乾燥気味の土壌を好み、やせた土地でもよく育ちます。その反面、高温多湿には弱い性質をもっています。

高さ50~60cmくらいまで生長し、夏にはカモミールにも似た白い小花を咲かせます。葉が黄緑色の品種はゴールデンフィーバーフューと呼ばれ、品種ごとに花形も異なっています。

他の植物と一緒に花壇に植えると虫除け効果を発揮し、愛らしい姿からガーデンにも人気のハーブです。

使用部位
葉、茎、花
用途
ティー、美容、チンキ、ポプリなど

学名:Tanacetum parthenium

別名:マトリカリア

和名:ナツシロギク(夏白菊)

種別:キク科ヨモギギク属 多年草

成分:セスキテルペンラクトン類(パルテノライド)など

フィーバーフューと同じく
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