ガーリック

ガーリックの効能・効果

ガーリックには強力な抗菌作用があり、肺炎をはじめとした感染症を予防する効能があるといわれています。風邪のときなど、ガーリックをティーにして飲むと体も温まってよいです。

また、ガーリックにはコレステロール値を下げ、血小板の凝集を抑えて血栓ができにくくする効果もあります。日常的に適量を摂取することで、心臓病を患うリスクが軽減されます。

このハーブにはガンを予防する効果があるという研究発表もあり、更なる研究が進められています。

★注意★
日常的な大量摂取は避けてください。授乳中の人は使用に注意が必要です。

効能・効果まとめ

強壮、抗菌、殺菌、抗酸化、コレステロール低下

ガーリックの起源・由来

ガーリックは中央アジアの原産で、5000年以上前から古代エジプトなどで栽培され、使用されてきました。エジプトのピラミッド建築に従事した人々には、力を保てるようガーリックが配られたと記録されています。

また、このハーブは悪霊から身を守ってくれる魔除けのハーブと信じられていました。ヨーロッパでは、邪悪なものから身を守るため、ガーリックをお守りとして身に着けていたといいます。

現代でも、ガーリック(にんにく)は吸血鬼や狼男の弱点として小説やマンガなどに取り上げられています。

ガーリックの名は、アングロサクソン語で「槍」を意味するgarと「香味野菜」を意味するleacに由来しています。これは、このハーブが槍のような姿をしているためと考えられます。

花言葉は「勇気と力」です。

ガーリックの特徴

ガーリックは温暖な気候を好み、日当たりと水はけのよい土壌でよく育ちます。今日では世界中の至る所で栽培されています。

草丈は60~90cmほどにも生長し、夏には茎の先端に白い花を咲かせます。多年草ですが、一般的には一年草として栽培され、夏の間に収穫されます。

なかなか消えない強い香りが特徴的で、世界中のあらゆる料理の風味付けや隠し味に用いられ、欠かすことのできない香辛料の一つです。

生のガーリックを刻むと、ガーリックに含まれているアリインという成分がアリシンという成分に変化し、強い香りを発するようになります。

そのため、細かく刻んだりすりおろしたりすればするほど香りが強くなっていきます。他の風味を損なうことのないよう、加える量にも注意が必要です。

使用部位
球根、葉、茎、芽
用途
料理、ティー、美容、リースなど

学名:Allium sativum

和名:にんにく

種別:ユリ科ネギ属 多年草

成分:アリイン、メチイン、アリシンなど

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