ジンジャーにはジンゲロンやショウガオールといった辛味成分が含まれており、この成分が血液の循環をよくして体を芯から温めてくれます。その保温効果によって、冷えからくる腎盂腎炎や膀胱炎などにも効果があると言われています。
また、ジンジャーには代謝をよくして発汗を促進する効能もあり、冷え性の人や風邪をひきやすい人に適したハーブです。
そのほかにも、このハーブは胃腸のはたらきを助けて消化を促進し、胃もたれや吐き気を抑えてくれます。また、刺激の強い薬を飲むときに併せて飲用すると、それらから胃を守ってくれる効果があると言われています。
★注意★
妊娠中の人は使用に注意が必要です。
効能・効果まとめ
消化促進、発汗、血行促進、鎮痙、抗炎症、殺菌
スポンサーリンク
ジンジャーはインドなどの熱帯アジアの原産で、今日では熱帯・亜熱帯地域をはじめ世界中で栽培されています。
中国ではとても古くから薬用として利用され、紀元前4世紀の医学書にもその効能が記述されています。またインドでも紀元前300~500年頃にはすでに利用されていました。
ジンジャーの名は、サンスクリット語で「角の形」を意味するsingaveraから来ていると言われています。
花言葉は「豊かな心、慕われる愛、信頼、無駄なこと」です。
ジンジャーはもともと熱帯の植物のため、温暖で湿り気のある肥沃な土地を好みます。
種類にもよりますが、高さ1.5~3mほどに生長し、夏から秋にかけて花茎の先端に白・黄・オレンジの花を穂状につけます。
ジンジャーティーには、ジンジャーの根茎を採取し乾燥させて用います。
また、ジンジャーの香味と味をつけたジンジャーエールも人気の飲み物です。
学名:Zingiber officinale
中国名:ショウキョウ(生のもの)、カンキョウ(乾燥したもの)
和名:ショウガ
種別:ショウガ科ショウガ属 多年草
成分:ジンゲロン、ショウガオール、ボルネオール、リナロールなど
スポンサーリンク
スパイスとして活躍するハーブ
スポンサーリンク
効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
スポンサーリンク
サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」