マジョラムには、消化促進と食欲増進の効果があるといわれています。食前に摂ると食欲を増し、食後に摂ると消化を助けてくれます。胃腸をサポートすると同時に、体内にある毒素の排出も促します。
またマジョラムは鎮静作用にも優れており、神経を落ち着かせてくれます。夜寝る前にマジョラムのハーブティーを飲めば、ぐっすり眠れることでしょう。
そのほか、このハーブには頭痛や歯痛を和らげる効能もあるといわれています。アングロサクソンの人々は、頭痛を和らげるためにマジョラムを湿布として利用していたといいます。
★注意★
妊娠中の人は使用を避けて下さい。
効能・効果まとめ
鎮静、鎮痙、消化促進、食欲増進、利尿、強壮
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マジョラムは地中海沿岸の原産で、古代ギリシャ時代にはすでに栽培され利用されていたといいます。古代エジプトでは、その防腐効果からミイラ作りに用いられていました。
マジョラムという名前は、このハーブが寿命を大きく延ばしてくれることから、ラテン語で「より大きい」を意味するmajorに由来するという説があります。
伝説では、マジョラムは美と愛の女神アフロディーテが創りだしたハーブともいわれています。古くから、幸福をもたらすハーブと考えられていました。
花言葉は「赤面」です。
マジョラムは日当たりのよい場所を好み、夏の多湿を嫌う性質を持っています。蒸れに弱いため、水のやり過ぎには注意が必要です。
風通しのよい場所で、乾燥気味に管理するとよく育ちます。草丈20~50㎝ほどに生長し、初夏には白い小さな花を咲かせます。
同属異種のオレガノもワイルドマジョラムという別名を持っていますが、マジョラムはこれと区別してスイートマジョラムとも呼ばれます。
香りの強い葉は肉の臭み消しに適しており、イタリア料理でも風味付けに利用されています。野菜との相性も抜群のハーブです。
学名:Origanum majorana
別名:ハナハッカ、スイートマジョラム
和名:マヨラナ
種別:シソ科ハナハッカ属 多年草
成分:テルピネオール、テルピネン、サビネン、リナロールなど
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マジョラムと同じく
シソ科のハーブ
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
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サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」