ミルクシスルは、肝臓を守るハーブとして知られています。このハーブの種子にはシリマリンという成分が含まれており、この成分が私たちの肝細胞を保護・再生し、肝機能を改善してくれます。
シリマリンの有効性に関しては多数の研究論文があり、肝炎や肝硬変、脂肪肝などの肝機能障害の治療に用いられています。
お酒を飲み過ぎてしまった時に摂ると肝臓の負担を軽減してくれるため、お酒が好きな方には大変おすすめなハーブです。お酒を飲む前に摂れば二日酔いの予防にもなります。ミルクシスルのチンキ剤を作って持っておくとよいでしょう。
また、ミルクシスルには体内に溜まった毒素の排出を助ける効果があると言われています。
★注意★
キク科アレルギーの人は使用を避けてください。
妊娠中の人は使用に注意が必要です。
効能・効果まとめ
肝細胞保護・再生、肝機能改善
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ミルクシスルは地中海沿岸の原産で、古代ギリシャ時代から人々の間で利用されてきました。中世には、ドイツの修道女で自然療法家でもあったヒルデガルト・フォン・ビンゲンもこのハーブを治療に用いたと伝えられています。
ミルクシスルという名は、このハーブが母乳の出をよくするために用いられていたことに由来しています。聖母マリアがキリストにお乳を飲ませていた時に、こぼれたお乳が葉の上を流れて白い模様になったと信じられていました。
和名では、マリアアザミとも呼ばれます。
花言葉は「独立」です。
ミルクシスルは日当たりと水はけのよい土壌を好み、湿り気の多すぎる土壌が苦手です。耐寒性の高いハーブです。葉には白い模様が刻まれ、縁にはトゲがあります。草丈1.5mほどまで生長し、夏には赤紫色のアザミらしい花を咲かせます。
ミルクシスルの種子の中に肝臓に良い成分が含まれており、ハーブティーには種子が使用されます。また、サプリメントも様々なものが市販されています。
学名:Silybum marianum
和名:マリアアザミ、オオアザミ
種別:キク科オオアザミ属 二年草
成分:シリマリン、リノール酸、オレイン酸など
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ミルクシスルと同じく
キク科のハーブ
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
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サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」