ローズヒップは、高い美肌効果を秘めていることで知られています。
含有する豊富な栄養成分(ビタミンCなど)がメラニン色素の生成を抑えてシミを予防し、コラーゲンの生成を助けて美肌やアンチエイジングに効果を発揮するといわれています。
また、ローズヒップには抗菌、抗ウイルス効果もあり、ローズヒップティーを飲むと風邪の予防になります。ビタミンCをはじめ栄養素が豊富なため、古くから風邪薬としても利用されてきました。
妊娠中や月経中の栄養補給にも良いといわれ、女性ホルモンのバランスを整えて気分を朗らかにしてくれます。
そのほか、ローズヒップに含まれるペクチンやフラボノイドといった成分には緩下作用や利尿作用があり、お通じをよくしてくれます。
★注意★
過剰に摂取するとお腹を下すことがあります。
効能・効果まとめ
鎮静、消化促進、強壮、抗酸化、緩下、利尿
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ローズヒップは南米チリやアルゼンチン、ヨーロッパの原産といわれ、現在ではそれを採取できる品種は世界中で栽培されています。
ローズヒップの"ヒップ"は、古い英語で「野ばら」を意味するhiopaに由来する言葉(heope)からきているといわれています。お尻のヒップからきているのではないそうです。
花言葉は「正義感、誠実、無意識の美」です。
ローズ(バラ)の花が咲いたあとにつく果実が、ローズヒップです。ドッグローズと呼ばれる品種や日本原産のハマナスが使用されています。
ローズヒップにはビタミンやミネラル、カルシウムといった栄養素が豊富に含まれていますが、なかでもビタミンCの含有量が突出しています。その量はレモンの10倍以上といわれ、「ビタミンCの爆弾」と称されるほどです。
そのためイギリスで飢饉が広がっていたときには、ビタミン補給のためローズヒップを食料としていたという話も伝わります。
女性ホルモンを活性化させ、美肌効果を秘めるローズヒップは女性に人気で、ハーブティーやジャム、お菓子などに活用されています。
ローズヒップティーは、ほんのり甘く酸味があります。酸味が気になる方はハチミツを加えたり、他のハーブとブレンドしてみましょう。
学名:Rosa canina
和名:ドッグローズ
種別:バラ科バラ属 落葉低木
成分:フラボノイド、リコピン、ペクチン、ビタミン、ナトリウム
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ローズヒップと同じく
バラ科のハーブ
リラックスしたいときにおすすめのハーブティー
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
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サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」