ルー(ヘンルーダ)は古くから薬用・食用として利用されてきました。しかし、このハーブには有毒成分が含まれていることが判明し、今日ではもっぱら観賞用のハーブとなっています。
ルーには独特の強い香りがあり、庭に植えると虫除けや猫除けになります。ドライフラワーやポプリ・サシェにして飾っても防虫効果を発揮します。
なお、葉から出る汁に触れるとかぶれることがあるため、扱う際には手袋をするなど対策が必要です。
★注意★
毒性があり、食用・薬用には用いません。特に妊娠中の使用は禁忌です。
効能・効果まとめ
防虫、殺菌、通経
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ルーは地中海沿岸地域の原産といわれ、古代ギリシャ・ローマ時代より人々に崇拝されてきたといいます。
このハーブは悪霊や病気などから身を守ってくれる神聖なハーブと信じられ、「神の恵みのハーブ」と呼ばれてきました。
ルーの名は、ラテン語で「苦さ」を意味するrutaに由来しています。
花言葉は「悔恨」です。
ルーは日当たりと水はけのよい土壌を好み、乾燥や寒さに強い性質を持っています。
高さ1m近くに生長し、初夏には愛らしい黄色の花を咲かせ、花のあとに実をつけます。葉には花と違った強い香りがあり、殺菌・防虫効果が秘められています。
学名:Ruta graveolens
和名:ヘンルーダ
種別:ミカン科ヘンルーダ属 常緑小低木
成分:揮発油、フラボノイド、フロクマリンなど
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ルーと同じく
ミカン科のハーブ
繁栄と多産の象徴
リラックスしたいときにおすすめのハーブティー
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
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サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」