サフラン

サフランの効能・効果

サフランには血行を促進し、体を温める効能があります。冷え性の方や風邪気味の方などにおすすめのハーブです。

また、このハーブには月経を促進し、その痛みを緩和する作用があり、更年期障害の改善にも効果があるといわれています。

サフランはかつて大変からだによいと信じられていましたが、薬用としての重要性は以前と比べ低下しています。

★注意★
妊娠中の使用には注意が必要です。

効能・効果まとめ

血行促進、鎮静、鎮痙、通経

サフランの起源・由来

サフランは地中海沿岸と西南アジアの原産で、古代より香辛料や薬草として利用されてきました。

わずか1gのサフランを得るのに100個以上の花が必要(利用できるのは雌しべのみ)で、その希少性ゆえ昔から大変高価でした。

中世ヨーロッパの富裕層は、料理にサフランを入れるのをたいそう好んだといいます。薬草としても人気でした。

サフランの名は、アラビア語で「黄色」を意味する言葉(ザファラーン)に由来するといわれています。

花言葉は「歓喜、陽気、節度ある態度」です。

サフランの特徴

サフランは日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好んで育ち、高さ20cmほどに生長します。

その葉は松葉のように細く、秋には紫色の美しい花を咲かせます。スパイスや染料に用いられるのは、この花です。

一つの花に3本しかない雌しべを採取し、乾燥させて保存します。これに熱湯を注げば、鮮やかな黄金色のサフランティーの出来上がりです。

サフランは、南フランスの郷土料理ブイヤベースやスペイン料理のパエリアなど、地中海沿岸地域の料理に欠かせないハーブとなっています。

使用部位
花(雌しべ)
用途
ティー、料理、染料、美容など

学名:Crocus sativus

別名:バンコウカ(蕃紅花)

和名:サフラン、薬用サフラン

種別:アヤメ科サフラン属 多年草

成分:カロテノイド色素(クロシン)など

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