センテッドゼラニウムには昆虫忌避作用があり、虫除けとしての効果があります。それは、このハーブが含有するシトロネラールという成分を昆虫が嫌がるためです。
昆虫にとっては嫌な匂いですが、センテッドゼラニウムはその香りで私たちの不安な心を和らげてくれます。
また、このハーブは女性ホルモンのバランスを整え、女性特有のさまざまな症状を緩和してくれます。肌のケアにも適しています。
★注意★
妊娠中の人は使用を避けてください。
効能・効果まとめ
昆虫忌避、抗うつ、女性ホルモン調整
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センテッドゼラニウムは南アフリカの原産で、古くから様々な用途で利用されてきました。現在では世界中で栽培されており、ハンガリーの国花にもなっています。
ヨーロッパでは古くから窓辺に赤いゼラニウムの花を飾る習慣がありますが、それはこのハーブが災厄から家を守ると考えられていたからです。また、虫除けとしての効果も期待されていました。
ゼラニウムの名は、ギリシャ語で鶴を意味するgeranosから来ています。また、属名のPelargoniumは、ギリシャ語でコウノトリを意味するpelargosに由来しています。
これは、このハーブの果実の形が鶴やコウノトリの嘴に似ていたためと考えられています。
花言葉は「決意、真の友情、思いがけない出会い」です。
センテッドゼラニウムは日当たりと水はけのよい土壌を好み、過湿に弱い性質を持っています。草丈は30㎝ほどのものから品種によっては1mを超えるものもあり、春先から秋にかけて小さな花を咲かせます。
センテッドゼラニウムには様々な品種があります。代表的な品種であるローズゼラニウムをはじめ、レモンゼラニウム、アップルゼラニウム、ペパーミントゼラニウムなど、数えきれないほどバラエティーに富んでいます。
それぞれの品種ごとに香りも異なり、ローズゼラニウムからはバラのような香りが、アップルゼラニウムからはリンゴのような香りが漂ってきます。花の色も品種によって赤やピンク、白、赤紫など様々です。
センテッドゼラニウムは入浴剤や化粧品、香水などの原料として用いられ、昆虫忌避剤としても使用されます。
アロマテラピーで利用されるのはローズゼラニウムの精油ですが、バラのような香りがすることからローズオイルの代用としても利用されます。
学名:Pelargonium spp.
別名:ニオイゼラニウム
和名:テンジクアオイ
種別:フウロソウ科テンジクアオイ属 多年草
成分:ゲラニオール、シトロネロール、リナロールなど
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悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
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