カレーのスパイスとして知られるターメリックは、クルクミンという成分を豊富に含んでいます。この成分には肝機能の不調を改善する効能があり、胆汁の生産・分泌を促し、肝臓の解毒作用を強化します。
また、このハーブには強い抗炎症作用があるといわれています。湿疹などの皮膚疾患や関節炎などの症状を抑えるのに用いられます。
その他、ターメリックには血中のコレステロール値を下げる効果があり、ガンの予防・抑制にも効能があるとして研究が進められています。
★注意★
一度に大量摂取は避けてください。
肝障害・妊娠中の人は使用に注意が必要です。
効能・効果まとめ
強肝、利胆、抗炎症、抗菌、健胃
スポンサーリンク
ターメリックはインドや東南アジアの原産で、古くからこれらの地域で幅広く使用されてきました。インドの伝統医学アーユルヴェーダでもこのハーブは用いられています。
ターメリックの名は、ラテン語のterra merita(素晴らしい大地)に由来するといわれています。
また学名のCurcumaは、古代ローマ語でサフランを意味するkorkumからきています。このハーブは、当時高価だったサフランの代用品として用いられました。
やがて日本にも渡来し、江戸時代には琉球(沖縄)で盛んに栽培されたといわれています。
花言葉は「乙女の香り、あなたの姿に酔いしれる」です。
ターメリックは日当たりと水はけのよい場所を好み、高温多湿・弱アルカリ性の土壌でよく育ちます。
高さ1m以上にも生長し、根元から縦長の大きな葉がいくつも伸び、夏から秋にかけて花を咲かせます。様々に使用される根茎は秋に収穫します。
ヒンドゥー教において、ターメリックは神聖な植物です。今日でも、ヒンドゥー教の新郎新婦が儀式を行う際には互いの顔や手にターメリックを塗って祝うといいます。
学名:Curcuma longa
別名:ハルディ、ウッチン
中国名:姜黄(きょうおう)
和名:ウコン
種別:ショウガ科ウコン属 多年草
成分:クルクミン、ターメロン、ジンギベレン、シネオールなど
スポンサーリンク
スパイスとして活躍するハーブ
スポンサーリンク
効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
スポンサーリンク
サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」