ヤロウ

ヤロウの効能・効果

ヤロウには治癒力のある成分が多く含まれており、古代より傷の治療や止血、炎症の洗浄などに使用されてきました。

このハーブには血液を浄化する作用があるとも言われます。骨髄を刺激して血液を新しくしてくれるのです。

また、ヤロウは消化器系のトラブルを改善し、消化機能を強化します。食欲不振や消化不良を緩和し、胃腸の痙攣を和らげてくれます。

その他にも、このハーブには次のような効能・効果があると言われています。

  1. 生理不順を改善したり、生理痛による骨盤周辺の痙攣や憂うつを和らげたりするなど、女性の体調を整えるハーブとして重用されています。
  2. 皮膚の炎症を抑え、古くなった細胞を取り除いてくれますので、スキンケアにも効果的です。
  3. 発汗・利尿の効能があり、風邪のときにヤロウティーを飲むと毒素を体外に排出してくれます。昔から熱さましとしても利用されていました。

★注意★
妊娠中の人やキク科アレルギーの人は使用を避けてください。

効能・効果まとめ

血圧降下、血液浄化、抗痙攣、抗炎症、殺菌、収れん、発汗、利尿

ヤロウの起源・由来

ヤロウはヨーロッパと西アジアの原産で、世界中の温暖な地域の道端や畑の周辺などに自生しています。

学名のAchillea(アキレア)は、ギリシャ神話の英雄アキレスがトロイ戦争の際に兵士の傷をこのハーブで癒したことに由来しています。

古くから傷薬として重宝され、スコットランドでは伝統的な傷薬の軟膏がヤロウから作られています。

花言葉は「真心をもって、戦い、悲嘆、救済」です。

ヤロウの特徴

ヤロウは干上がった土壌でも自生する丈夫なハーブで、高さ50㎝~1m近くまで生長します。

枝には細かい葉が対になって密集しており、それがノコギリの歯のように見えたことからノコギリソウと名付けられたと言います。

6~9月頃にかけて、種類によって白やピンクなど様々な小花を咲かせます。

使用部位
葉、茎、花
用途
ティー、料理、美容、アロマ、ポプリ

学名:Achillea millefolium

和名:セイヨウノコギリソウ

種別:キク科ノコギリソウ属 多年草

成分:フラボノイド、タンニン、コリン、カリウム、ミネラルなど

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