免疫力が落ちている時には、エキナセアがお薦めです。
エキナセアには免疫力を高める効能があり、ウイルスや細菌の侵入を阻みます。体内から毒素を取り除き、感染症を撃退してくれるのです。
エキナセアのハーブティーを飲むことで風邪やインフルエンザを予防し、膀胱炎などの感染症を鎮めることができるといわれています。北米の先住民はこのハーブを蛇にかまれた傷や熱病、歯痛などに使用していました。
また、このハーブには抗アレルギー作用もあり、花粉症やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの緩和に効果があるといわれています。
エキナセアは全草(根も含め全て)が用いられますが、一般的には地上部(葉、茎、花)よりも根に強い効能があると考えられています。
症状の重い時には、根を使うとよいでしょう。
★注意★
妊娠中・授乳中の人、キク科アレルギーの人は使用を避けてください。また、長期間にわたる常用も避けましょう。
自己免疫疾患の方、免疫抑制剤を服用している方の使用は禁忌又は注意が必要です。
効能・効果まとめ
免疫強化、抗炎症、抗菌、殺菌、抗ウイルス、発汗、抗アレルギー
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エキナセアは北米原産のハーブで、古くから北米の先住民族に用いられていたことから「インディアンのハーブ」と呼ばれています。
先住民族は、傷を負った動物がエキナセアを食べるのを見て、このハーブに痛みを和らげる効果があることを知ったといいます。
エキナセアの名は、その花の中心部がウニのようにトゲトゲしいことから、ギリシャ語でウニを意味するechinosに由来しています。
花言葉は「優しさ」です。
太く長い茎に細長い葉をつけ、茎の頂上に紫色の大きな花をつけます。(開花期は7~10月頃です。)花の中央部分は盛り上がっており、そのまわりを舌状花(花びらに見える部分)がやや下向きに咲きます。
エキナセアには9種類の品種がありますが、そのうち薬用として使用されるのは、アングスティフォリア(angustifolia)、プルプレア(purpurea)、パリダ(pallida)の3種類です。
エキナセアティーは味にクセもなく、他とブレンドしやすいハーブです。カモミールなど印象深いハーブと合わせたり、はちみつやレモンを加えて飲むのもおすすめです。
免疫力向上に効果があるこのハーブは、サプリメントやチンキ、エキスなどでも幅広く使用されています。
学名:Echinacea angustifolia,purpurea,pallida
別名:パープルコーンフラワー、エキナケア
和名:ムラサキバレンギク
種別:キク科ムラサキバレンギク属 常緑高木 多年草
成分:多糖類、イヌリン、ベタイン、レジン、アルキルアミドなど
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エキナセアと同じく
キク科のハーブ
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。