カレンデュラ

カレンデュラの効能・効果

皮膚トラブルにお悩みの方には、カレンデュラがおすすめです。

カレンデュラは「皮膚のガードマン」とも呼ばれ、傷ついた皮膚や粘膜、血管を修復し、保護してくれます。

湿布やオイルなどで外用すれば、その優れた殺菌力・消炎力で傷や火傷の回復を助けたり、日焼けや皮膚の炎症を鎮めたりといった効果を発揮します。

カレンデュラの花を使用した黄金色のハーブティーを飲めば、からだの内側で粘膜や胃の炎症を抑えてくれます。

カレンデュラの花

また、このハーブは生理痛や潰瘍による痛みを和らげ、月経不順や更年期障害の緩和にも効果があると言われています。

その他、発汗・解熱の作用もあるといわれ、風邪のひき始めなどにハーブティーを飲んでもよいでしょう。

★注意★
キク科アレルギーの人は使用に注意が必要です。
妊娠中の人は使用を避けてください。

効能・効果まとめ

殺菌、抗炎症、粘膜の保護、収れん、発汗、利尿

カレンデュラの起源・由来

カレンデュラは地中海沿岸の原産で、ヨーロッパでは古くから薬用・食用として利用されていたといいます。今日では世界中で栽培され愛されています。

カレンデュラの名は、ラテン語で「月の最初の日」を意味するCalendaeに由来しています。その理由は明らかではありませんが、一説には、花が1ヶ月ものあいだ咲き続けることから…とも。

カレンデュラの花

和名のキンセンカは、花の姿形が金色の盃(金盞)に似ていることから名づけられました。

日本には、江戸時代に中国から渡来したと伝えられています。

花言葉は「慈愛、悲嘆、用心深い」です。

カレンデュラの特徴

カレンデュラは寒さに強く、日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。高さ50㎝ほどに生長し、逞しい茎の先端に春から初夏にかけて黄色やオレンジの花を咲かせます。

このハーブはすばらしい効能を持っているのですが、もったいないことに日本では主に観賞用として扱われています。

なお、カレンデュラにはポットマリーゴールドという別名がありますが、フレンチ・マリーゴールドやアフリカン・マリーゴールドなどは別属で、カレンデュラとは異なります。

使用部位
葉、花
用途
ティー、料理、美容、アロマ、ポプリ

学名:Calendula officinalis

別名:ポットマリーゴールド

和名:キンセンカ、トウキンセンカ

種別:キク科カレンデュラ属(キンセンカ属) 一年草

成分:フラボノイド、カロチノイド、サポニン、ステロール、粘液質

カレンデュラと同じく
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