レモンバームには抗うつ作用があるといわれています。そのさわやかな香りで不安な気持ちや緊張を和らげ、幸せな気分へと導いてくれます。
レモンバームのハーブティーを飲めば、気分の落ち込みや精神の高揚が鎮まり、気持ちが明るく前向きになります。将来のことが心配でしかたのない時やストレスで精神的に参っている時に試してみてはいかがでしょうか。
また、このハーブには抗菌作用や抗ウイルス作用があることから、アレルギーの予防になるともいわれています。不眠症や生理不順にも効果があるとされ、古くから女性に重宝されてきました。
レモンバームは消化器系の不調にも作用し、消化不良を和らげ、胃の調子を整えてくれます。
風邪のときに温かなレモンバームティーを飲むと、発汗を促進して体温を下げ、毒素の排出を助けるともいわれています。
★注意★
妊娠中の人は使用に注意が必要です。
効能・効果まとめ
鎮静、抗うつ、強壮、発汗、消化促進、収れん、抗菌、抗ウイルス
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レモンバームは東地中海地方の原産で、今日では南ヨーロッパをはじめ世界中で育てられ、ティーや料理から美容まで幅広く利用されています。
古代、このハーブはハチミツを採るために栽培されていたといいます。
中世には「長寿のハーブ」と位置づけられ、毎日飲み続ければ長生きすると信じられていました。人気のハーブの一つだったようです。
レモンバームの別名メリッサは、ギリシャ語で「ミツバチ」の意味で、その甘い香りでミツバチを引きつけることに由来しています。
花言葉は「思いやり、同情」です。
レモンバームは耐寒性に優れ、手がかからず、初心者でもとても育てやすいハーブです。生育も早く、室内でもよく育ちます。
50~80㎝ほどの高さに生長し、茎は四角く、縁がギザギザの葉からはレモンの香りが漂ってきます。春から秋にかけては、ミツバチの大好きな白い小花を咲かせます。
このハーブはレモンのような香りが特徴的ですが、酸味はなく、様々なハーブと調和します。新鮮な葉をサラダに混ぜたり、料理の香りづけにもどうぞ。
学名:Melissa officinalis
別名:メリッサ、スイートバーム
和名:セイヨウヤマハッカ、コウスイハッカ
種別:シソ科セイヨウヤマハッカ属 多年草
成分:ポリフェノール、タンニン、フラボノイド、ロスマリン酸など
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レモンバームと同じく
シソ科のハーブ
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。