オレガノには胃腸の調子を整え、消化を促進する作用があるといわれています。食べ過ぎてしまったときなどに、オレガノのハーブティーを飲むと消化を助けてくれます。
このハーブには強壮作用もあり、心身の疲労回復にも効果があるといわれています。最近疲れ気味だな…と感じている人にもおすすめのハーブの一つです。
また、オレガノには鎮静作用があるといわれ、神経をそっと落ち着かせてくれます。神経性の頭痛や生理痛、筋肉の痙攣などを和らげ、咳をしずめてくれます。
オレガノは殺菌効果にも優れており、ドライフラワーにしてインテリアに飾るという楽しみ方もあります。
★注意★
妊娠中の人は使用を避けて下さい。
効能・効果まとめ
消化促進、強壮、鎮静、殺菌
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オレガノは地中海沿岸の原産で、古代ギリシャでは薬用として重要視されていました。古代ローマでは料理にも利用されていたようで、古代ローマ時代の料理書には「ソースをおいしくするスパイス」として記述されています。
古代、オレガノは幸福のシンボルと考えられ、結婚式では新郎新婦がオレガノで作った冠を身につけて幸せを祈りました。また、死者の魂が平安であることを祈って墓地にも植えられたといいます。
オレガノの名は、ギリシャ語で「山の喜び」を意味するoriganumに由来しています。
花言葉は「輝き、財産」です。
オレガノは別名 ワイルドマジョラムとも呼ばれるとおり、とても丈夫で寒さや乾燥にも強いハーブです。
日当たりと水はけのよい場所を好み、高温多湿には弱い性質を持っています。繁殖力が旺盛で葉が込み合いやすいため、育てるときにはこまめに摘んで風通しをよくしておきましょう。
このハーブは高さ60㎝~1mほどにも生長し、夏には紫がかったピンク色の花を咲かせます。地方によって香りや草姿に変化があります。
オレガノはチーズやトマトと相性がよく、パスタやピザなどのイタリア料理に欠かせないハーブです。ギリシャ料理やメキシコ料理などでもよく利用されます。
生葉よりも乾燥させた葉の方が香りがよくなり、スパイスとして用いられます。乾燥させたものでも長期間放置すると香りが失われてしまうため、注意が必要です。
学名:Origanum vulgare
別名:ワイルドマジョラム、ワイルドオレガノ
和名:ハナハッカ
種別:シソ科ハナハッカ属 多年草
成分:チモール、カルバクロール、タンニンなど
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スパイスとして活躍するハーブ
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。