コリアンダー

コリアンダーの効能・効果

コリアンダーには消化を促進し、食欲を増進させる効能があるといわれています。食べ過ぎてしまった時など、コリアンダーシード(種子)を使ったハーブティーを飲むとよいでしょう。

このハーブはビタミンCやビタミンE、カルシウム、鉄などの栄養素を豊富に含んでおり、美肌作りにピッタリのハーブでもあります。

コリアンダーリーフ

コリアンダーはデトックス効果を秘めており、体内に溜まった重金属の排出にも役立つといわれています。また、駆風作用により、腸内に溜まったガスの排出も促します。

その他、コリアンダーには鎮静作用があり、偏頭痛などの症状緩和にも効果があるといわれています。

★注意★
妊娠中・授乳中の人は使用を避けてください。

効能・効果まとめ

消化促進、駆風、抗菌、鎮静

コリアンダーの起源・由来

コリアンダーは地中海沿岸の原産で、今から3000年前にはすでに栽培されていたといいます。古来よりスパイスや薬用、肉の保存、また酒を作る際にも利用されてきました。

コリアンダーの名は、ギリシャ語で「南京虫」を意味するkorisに由来するといわれています。このハーブの香りが南京虫のにおいを連想させたためです。

また、コリアンダーの香りはカメムシのにおいにも例えられ、カメムシソウという別名も持っています。その独特の香りは好き嫌いの分かれるところです。

花言葉は「隠れた才能、辛辣」です。

コリアンダーの特徴

コリアンダーは、温暖で日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好むハーブです。50㎝ほどの高さに育ち、5月~7月頃にかけて白く小さな花を咲かせます。移植を嫌う性質があるため、種を直まきして育てましょう。

コリアンダーという名前は英名で、中国ではシャンツァイ(香菜)、タイではパクチーと呼ばれています。

このハーブは中国や東南アジアなどのエスニック料理の香りづけには欠かせません。南米でもよく利用されています。

コリアンダーの葉は⌈コリアンダーリーフ⌋、種子は⌈コリアンダーシード⌋と呼ばれますが、その香味は全く異なっています。

コリアンダーシード

乾燥させた種子はスパイシーな香りで、スパイスとして、カレーやスープをはじめ様々な料理に利用されます。

葉は若葉を摘み取って料理に使用し、風味を楽しみます。よく知られているのは、タイ料理のトムヤムクンです。

使用部位
葉、茎、根、種子
用途
ティー、料理、美容、アロマなど

学名:Coriandrum sativum

別名:カメムシソウ、パクチー、シャンツァイ

和名:コエンドロ

種別:セリ科コエンドロ属 一年草

成分:タンニン、コリアンドロール、リモネン、カンファーなど

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