バジル

バジルの効能・効果

バジルには心身及び中枢神経の強壮作用があり、体のさまざまな機能を高めてくれる働きがあるといわれています。

また鎮静作用も秘めており、腹痛や吐き気、胃痙攣といった症状を鎮めてくれます。イライラをしずめて神経を落ち着かせたり、偏頭痛にも効果があるといわれています。

そのほかにもこのハーブは、一般的に次のような効能・効果を秘めているといわれています。

バジル

  1. 便秘の解消に効果を発揮し、お通じを良くします。
  2. かゆみを抑える効能があるといわれ、皮膚のかゆみが出やすい人によいです。
  3. 体を温める効果があるため、手足の冷えやすい冷え性の人におすすめです。
  4. バジルのハーブティーは、不眠症にも有効です。

★注意★
乳幼児や妊娠中の人は使用を避けてください。

効能・効果まとめ

強壮、鎮静、抗菌、抗うつ、駆風

バジルの起源・由来

バジルはインド、インドシナ半島、モルッカ諸島原産のハーブです。インドでは、聖なる力を秘める神聖な植物として崇められてきました。

その後ヨーロッパにも広まり、バジルは料理用のスパイスとして、薬草として、また観賞用としても重宝されるようになりました。

日本にも江戸時代に伝来しています。目のゴミを洗い流すためにその種子を利用したことから、日本ではメボウキと呼ばれていました。

バジル

バジルという名は、ギリシャ語の「王様」という言葉(バシレウス)に由来するといわれています。

一方、このハーブが空想上の生物バジリスクの毒を消すとされたことに由来する…という説もあります。

花言葉は「好意、好感」です。

バジルの特徴

バジルには、一般的によく使用されるスイートバジルのほか、ブッシュバジルやシナモンバジル、ライムバジル、ホーリーバジルなど数多くの品種があります。その数150種以上といわれ、観賞用としても人気です。

日当たりがよく、少し湿り気のある肥えた土地を好み、10~40㎝ほどの高さに生長します。葉の収穫は春から秋頃まで。

白い穂状の花を咲かせますが、花が咲き終わると枯れてしまいます。そこで、葉を長いあいだ収穫したい場合には花芽を摘んでおきます。

バジルの葉を使ったサラダ

食欲を刺激するような、スパイシーな香りを放つ葉や種子は、世界各地の料理に活用されています。

特にトマトとの相性がよく、ピザやパスタを始めとしたイタリア料理には欠かせません。タイやベトナムなど、東南アジア料理にもよく利用されます。

使用部位
葉、花、種子
用途
ティー、料理、アロマなど

学名:Ocimum basilicum

伊名:バジリコ

和名:メボウキ

種別:シソ科メボウキ属 1年草

成分:タンニン、バジルカンファ―、リナロール、オイゲノールなど

バジルと同じく
シソ科のハーブ


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