レモングラスには抗菌・殺菌作用があり、風邪の予防や腹痛、下痢の緩和にも効果的といわれています。水虫の治療にも利用されます。
このレモングラスの香りは虫が嫌う匂いで、虫除けスプレーなどにも使われています。レモングラスの葉をクローゼットに入れておくと虫がつかないともいわれます。
このハーブが放つレモンのようなすっきりとした香りは、私たちの眠気を覚まし、気持ちをリフレッシュさせてくれます。うつ気味な気分も和らげてくれることでしょう。
また、レモングラスには胃の働きを助けて消化を促進し、脂肪の分解を促す作用もあるといわれています。食べ過ぎて胃もたれしたときや胸やけのするときなど、レモングラスのハーブティーがおすすめです。
そのほかにも、レモングラスには血行を促進し、貧血を予防する効果があるといわれています。
★注意★
妊娠中の人は使用を避けてください。
効能・効果まとめ
消化促進、駆風、抗菌、殺菌、収れん、虫除け
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レモングラスは、インド、スリランカ、インドシナ半島の原産で、熱帯アジア地域に自生しているハーブです。
その歴史は古く、インドでは数千年前から人々に好まれ、栽培されてきたといいます。伝統医学アーユルヴェーダでも利用されてきました。
このハーブはレモンと同じ香りの成分(シトラール)を含有し、レモンのような強い香りを放つハーブ(草)であったことからレモングラスと名付けられたといわれています。
花言葉は「爽快」です。
レモングラスは高温多湿な環境を好むハーブです。もともと熱帯の植物のため寒さには弱く、日本で栽培する場合、冬は室内に入れて管理します。
高さは1~2mほどまで育ち、レモンの香りのする太い茎にススキのような細長い葉をつけます。夏には赤みがかった花を咲かせます。
レモングラスはタイ料理のトムヤムクンなど、東南アジア料理には欠かせません。肉や魚の臭みを消したり、カレーの香りづけにも用いられます。
東南アジアでは根元の部分も料理に使いますが、日本で栽培されるものは根元が固いため、葉のみを使用するのが一般的です。葉は細かく刻んだり、たたいてから使用すると、より強い香りが引き出せます。
さわやかなレモン風味のハーブティーも人気です。乾燥した葉を使ってもよいですが、生葉を使用するとレモンの香りを豊かに感じることができます。他のハーブとのブレンドにもどうぞ。
学名:Cymbopogon citratus
別名:メリッサグラス
和名:レモンガヤ、コウスイガヤ、レモンソウ
種別:イネ科オガルカヤ属 多年草
成分:シトラール、ゲラニオールなど
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スパイスとして活躍するハーブ
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。