ホーソンは、すぐれた強心作用を持つ「心臓のためのハーブ」として認知されています。心筋を強化し、心臓の働きを高めてくれます。
また、冠状動脈を拡張して血行を促進し、酸素摂取量を改善します。高血圧や低血圧などの血圧を調整する効果もあり、心臓への負担を軽減してくれます。このハーブは、動悸・息切れや不整脈、心臓の痛みなど、心臓の様々な症状に用いられます。
その他にも、ホーソンには利尿作用があり、体内の余分な水分や塩分を排出して、むくみを解消してくれます。消化不良にも効果があると言われ、消化をサポートしてくれます。
★注意★
子供への使用は避けてください。
効能・効果まとめ
強心、血圧調整、血管拡張、利尿、消化促進、収れん、抗痙攣、抗うつ
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ホーソンはヨーロッパや北アフリカの原産で、地中海沿岸や北アメリカなど北半球に多く自生しています。
ホーソンは古くから神聖なハーブとみなされ、宗教上の儀式にも用いられていました。キリストのイバラの冠はホーソンの枝で作られていたという逸話もあり、古代ローマではホーソンの冠には魔力があると信じられていました。
また古代ギリシャでは、子孫繁栄のシンボルとして、婚礼の際などに用いられていたといいます。ホーソンは希望と幸せの象徴でした。
花言葉は「希望、一度きりの恋」です。
ホーソンは5月頃に白い花を咲かせ、秋には明るい赤紫色の実をつけます。
この果実(ホーソンベリー)は、乾燥させてティーに使用されます。ホーソンベリーのティーは香りの割に味がほとんどなく、他のハーブとのブレンドがおすすめです。
学名:Crataegus oxyacantha
別名:イングリッシュホーソン
和名:西洋サンザシ、ヒトシベサンザシ
種別:バラ科サンザシ属 落葉低木
成分:サポニン、フラボノイド、タンニン、オリゴプロシアニジン
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ホーソンと同じく
バラ科のハーブ
リラックスしたいときにおすすめのハーブティー
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。