ハイビスカス

ハイビスカスの効能・効果

ハイビスカスにはビタミンCやクエン酸、リンゴ酸といった栄養成分が豊富に含まれており、美容や疲労の回復にとても効果的です。(ビタミンCは肌の調子を整え、クエン酸・リンゴ酸は新陳代謝を促して肉体疲労や眼精疲労の回復を助けます。)

また、ハイビスカスにはカリウムも豊富に含まれており利尿作用があります。そのため、二日酔いやむくみを改善したいときには、ハイビスカスのハーブティーがおすすめです。

その他にも、このハーブには緩下作用があり、便秘の解消に役立ちます。また、胃の調子を整えて消化を促進し、夏バテによる食欲不振などにもよいといわれています。

★注意★
妊娠中の人は使用に注意が必要です。

効能・効果まとめ

強壮、代謝促進、緩下、利尿、消化促進

ハイビスカスの起源・由来

ハイビスカス(ローゼル)はアフリカの原産で、熱帯・亜熱帯地域を中心に広く栽培されています。このハーブは何度も品種改良が重ねられ、現在ではその種類は5000種を超えるといわれています。

歴史も古く、数千年前から栽培され利用されていたといい、古代エジプトの女王クレオパトラもハイビスカスを使用したティーを飲んでいたと伝わります。

ハイビスカスの名は、古代エジプトの女神hibisとギリシャ語で「似る」を意味するiskoに由来するという説があります。

花言葉は「上品な美しさ、新しい恋、勇敢、あなたを信じます」です。

ハイビスカスの特徴

ハイビスカスは、日当たりがよくて保水性の高い肥沃な土地を好みます。もともと熱帯の植物のため寒さには弱く、育てるためにはある程度の温かさが必要です。

2~3mほどの高さまで育ち、夏~秋にかけて白や黄、紅色などの花を咲かせます。ただ、ハイビスカスは1日花のため、咲いたその日のうちに花はしぼんでしまいます。

ハイビスカスの中でもブッソウゲ(仏桑華)と呼ばれるものは園芸用の品種で、ハーブティーや料理などにはローゼルという種類が用いられます。

ハーブティーに使用するのは、ローゼルの花の後に肥大化した赤い萼(ガク)です。ハイビスカスティーは酸味が強いので、甘みを加えたり、他のハーブとブレンドするとよいでしょう。

使用部位
花(ガク)
用途
ティー、ジュース、料理、美容など

学名:Hibiscus sabdariffa

別名:ローゼル、カルカーデ

和名:ロゼルソウ

種別:アオイ科フヨウ属 1年草または多年草 常緑低木

成分:クエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸、ビタミンC、カリウム

ハイビスカスと同じく
アオイ科のハーブ

リラックスしたいときにおすすめのハーブティー


掲載中のハーブ
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ハーブティー

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ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。

ミントウォーター

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イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。

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ハーブオイル

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ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。