ジンセン

ジンセンの効能・効果

ジンセンには様々な栄養素が含まれていて、人間の心身を強化してくれます。

「強壮薬の王様」とも呼ばれるほどで、以下のような実に多くの効能を備えています。

  1. 細胞や臓器の働きを活発にして、体の不調を整えます。
  2. コレステロール低下作用があり、動脈硬化の予防と治療に用いられます。
  3. ジンセンに含まれるサポニンという成分には抗酸化作用があり、ガンの予防や肌の老化防止に効果があります。
  4. 免疫力を高め、菌やウイルスの侵入を防いで、病気に対抗する力をつけます。
  5. 神経を落ち着かせ、自律神経のバランスを整えてくれます。
  6. 造血作用があり、赤血球や白血球の生成、分化、成熟を促進します。
  7. 女性ホルモンなど、内分泌系のホルモン分泌を促進します。
  8. 代謝を促進する効能があり、ダイエットにも用いられます。
  9. 疲労回復にも効果があり、心身に活力を与えてくれます。性欲強壮剤にもなります。

★注意★
妊娠中・授乳中の人や高血圧の人は使用を避けてください。
作用が強いため、少量での服用をお薦めします。

効能・効果まとめ

強壮、神経剤、免疫力向上、内分泌機能促進、造血

ジンセンの起源・由来

ジンセンの原産地は中国から朝鮮半島にかけての地域と言われ、東アジア地域や北米、ロシアなどに自生しています。

中国では5000年も前から病の予防と治療に用いられ、栽培が難しかったことから大変貴重なハーブでした。日本でも江戸時代にはとても高価で、なかなか庶民の手に入るようなものではありませんでした。

学名のPanaxは、ギリシャ語で「万能薬」を意味するPanaceaから来ており、このハーブに秘められた多彩な効能・効果に由来しています。

ジンセンの特徴

ジンセンは陰地性の植物で直射日光を嫌い、冷涼で水はけのよい斜面を好むと言われています。高さは60~80㎝ほどまで生長し、一般的には3年目から小さな花を咲かせ、真っ赤な実をつけます。

通常では4~6年間育った根を収穫し、乾燥させて用います。(年数の経った根の方が年数の浅い根よりもサポニンなどの成分が多く含まれていると言われます。)

他にもジンセンと同じ種類のものには、アメリカ人参や田七人参(三七人参)、シベリア人参(エゾウコギ)などがあります。なお、ふだん食卓に並ぶニンジンはセリ科の植物で、ウコギ科のジンセンとは種類が異なっています。

使用部位
用途
ティー、料理など

学名:Panax ginseng

和名:高麗人参、朝鮮人参、御種人参(オタネニンジン)

種別:ウコギ科トチバニンジン属 多年草

成分:サポニン、ステロール、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど

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