マーレインには鎮静・抗炎症・去痰などの作用があり、ハーブティーにして飲むと喉の炎症を抑え、痰の排出を助けてくれます。喉の不調だけでなく、関節炎や気管支炎、皮膚炎などにも広く効果があると言われています。
また、古くからマーレインは呼吸器系の諸症状の改善に用いられてきました。このハーブは風邪やぜんそく、慢性的な咳などの症状を和らげてくれます。ニワタバコという別名にもあるとおり、かつてはマーレインの葉でタバコを作り、こうした症状改善のために利用していたと言います。
その他、このハーブは消化器系の不調にも作用し、下痢や腹痛などの症状を緩和してくれます。
★注意★
特になし。
効能・効果まとめ
鎮静、去痰、抗炎症、抗菌
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マーレインはヨーロッパ、アジアの原産で、古代ギリシャ・ローマ時代から呼吸器系の不調を改善するために利用されていたと言います。
マーレインの名は、ラテン語で「やわらかい」を意味するmollisに由来しています。これはこのハーブの、柔らかな毛に覆われた葉の姿からきています。
また、和名ではビロードモウズイカと呼ばれます。ビロードは地上部全体が毛に覆われていることに、モウズイカはおしべに長い毛が生えていることに由来しています。
その他にもマーレインには、バーバスカムやキャンドルウィックなどさまざまな異名があります。
マーレインは、日当たりと水はけのよい乾燥気味の土壌を好みます。また、高温多湿には弱い性質を持っています。
マーレインの丈夫な茎は高さ1~2mほどにも生長し、夏には鮮やかな黄色の小花をたくさん咲かせます。
この大型のハーブは花壇のアクセントとしても人気があります。
学名:Verbascum thapsus
別名:バーバスカム、キャンドルウィック、ニワタバコ
和名:ビロードモウズイカ
種別:ゴマノハグサ科モウズイカ属 多年草
成分:サポニン、フラボノイド、粘液質、配糖体など
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マーレインと同じく
ゴマノハグサ科のハーブ
目によいハーブ
目覚めの朝におすすめのハーブティー
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。