ハーブの資格

ハーブ

ハーブやハーブティーを生活に取り入れるなかで、ハーブへの興味が高まって資格の取得を考える人が増えています。

ハーブに関連する仕事に就きたいという人だけでなく、ハーブを詳しく知りたい、暮らしに役立てたいという方にとっても資格取得はプラスになりますし、モチベーションにもなるでしょう。

そこで、ハーブについて日本ではどのような団体が検定試験を行い資格認定しているのかを調べ、まとめてみました。自分に合った資格を探してみましょう。

∗ 団体の設立年が古い順に掲載

ジャパンハーブソサエティー(Japan Herb Society)

  • 設立: 1984年8月
  • 所在地: 東京都千代田区九段南3-3-13

ハーブに関して、日本で最初に設立されたNPO法人です。資格取得により、認定校で講師を務めたり、JHS資格認定者として活動できるようになります。

取得できる資格

インストラクター初級
ハーブの基礎知識や楽しみ方などを指導できる
インストラクター中級
指導者認定校の初級過程を教えることができる
インストラクター上級
指導者認定校の初級、中級、上級過程を教えることができる
スペシャリスト
ハーブの特定分野について、高度な知識・スキルを有する
マスター
ハーブの特定分野について、大学で教えるレベルの高度な知識・スキルを有する

資格取得のためには・・・

まず認定の指導者養成校で所定のコースを修了するか、JHSハーブ養成通信講座を修了して修了試験に合格しなければなりません。

そのうえで検定試験を受け、合格するとインストラクター初級資格を取得することができます。

また、インストラクター中級、インストラクター上級の資格を取るにはそれぞれ指導者養成校で所定のコースを終了後、検定試験に合格しなければなりません。

スペシャリスト資格は、インストラクター以外のハーブに関する実務経験が3年以上でJHS会員歴が1年以上であれば申請でき、書類審査に合格すると取得することができます。

マスターは推薦で贈呈される称号で、自分で申請することはできません。

詳しくは ジャパンハーブソサエティー

日本メディカルハーブ協会(Japan Medical Herb Association)

  • 設立: 1999年11月(前身)
  • 所在地: 東京都千代田区九段北1-10-1 九段勧業ビル2F

メディカルハーブに関する正確な情報を提供し、その普及を目的として活動しているNPO法人です。2種類の資格認定と、より専門性が求められる4種類の資格認定を行っています。

取得できる資格

ハーブ&ライフコーディネーター
56種類のハーブ・スパイスに関する基礎知識を備え、暮らしに取り入れられる
メディカルハーブコーディネーター
15種類のメディカルハーブに関する正確な基礎知識を備え、活用できる

資格取得のためには・・・

どちらの資格も認定を受けるためには検定試験に合格し、協会の会員になる必要があります。試験は誰でも受験でき、それぞれ協会監修の検定テキストの中から出題されます。

なお、メディカルハーブコーディネーターの認定には、所定の研修プログラムも修了しなければなりません。

取得できる資格

ハーバルセラピスト
30種類のメディカルハーブと12種類の精油について理解し、役立てられる
シニアハーバルセラピスト
ハーバルセラピストで求められた30種類のメディカルハーブについてより深く理解し、植物療法の実践を目指す
ハーバルプラクティショナー
40種類のメディカルハーブについて、植物化学の視点から深く理解する
ホリスティックハーバルプラクティショナー
ハーブに関する知識に加え、基礎医学領域をベースとしてホリスティック医学領域まで理解し、健康を提案できる

資格取得のためには・・・

それぞれ、まず認定校などで所定の講座を修了する必要があります。講座修了後、検定試験に合格し認定を受けることで資格を取得できます。

なお、シニアハーバルセラピストとホリスティックハーバルプラクティショナーの受験にはハーバルセラピスト資格が、ハーバルプラクティショナーの受験にはシニアハーバルセラピスト資格が必要です。

詳しくは 日本メディカルハーブ協会

日本ハーブ振興協会(Nippon Herb Association)

  • 設立: 2000年11月
  • 所在地: 東京都新宿区西新宿1-4-11

ハーブに関する情報を正確に伝えられる人材に対し、下記の5種類の資格認定を行っているNPO法人です。

取得できる資格

PAH(Professional Adviser of Herb)
ハーブに関する知識や使用法などを正確に伝えることができる
HFO(Herbal Food Organizer)
料理などでハーブの知識、用法を正確に伝えることができる
HAC(Herbal Aroma Creator)
ハーブの中でのアロマについて、知識や使用法を正確に伝えることができる
HFM(Herbal Food Meister)
ハーブを通じ、食に関する体系的な知識を備え、健康的な食を提案できる
PIH(Professional Instructor of Herb)
ハーブに関する広範な知識、使用法を備え、専門家として指導できる ∗PAHの上級資格

資格取得のためには・・・

PAH、HFO、HAC、HFMの試験は誰でも受験できます。PIHの受験には、まずPAH資格を取得する必要があります。

協会が認定したスクールで試験対策をすることもできます。

なお、資格試験のほか、次のような検定試験も実施されています。

日本ハーブ検定(Nippon Herb Examination)
ハーブに関する基礎的な知識が問われる
メンタルハーブ検定(Mental Herb Examination)
ハーブとメンタルの基礎的な関係などが問われる

詳しくは 日本ハーブ振興協会

日本ハーブセラピスト協会(Japan Herb Therapist Association)

  • 設立: 2005年4月
  • 所在地: 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー19F

ハーブの活用による心身の癒しを普及させようと活動している協会です。心と体の癒しという観点から、ハーブセラピストという資格認定を行っています。

取得できる資格

ハーブセラピスト
ハーブの効能や使い方について深く理解し、ハーブを癒しや自然療法として活かすことができる

資格取得のためには・・・

ハーブセラピスト認定試験を受けるためには、ハーブ検定2級試験と1級試験に合格し認定校などで上級講座を受講するか、または協会本部でハーブセラピスト養成本講座を受講しなければなりません。認定試験に合格し、会員登録するとハーブセラピストと認定されます。

さらに、ハーブセラピーインストラクター、ハーブセラピースペシャリストという上級資格も設けられています。

詳しくは 日本ハーブセラピスト協会


掲載中のハーブ
アクセスランキング

ハーブティー

ハーブティー

ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。

ミントウォーター

ハーブドリンク

イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。

ハーブ料理

ハーブクッキング

ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。

ハーブオイル

ハーブオイル

オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。

バスルーム

ハーバルバス

浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。

リース

リース・ドライフラワー

ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。

ポプリ

ポプリ・サシェ

ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。

ボトル

チンキ

ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。

アロマグッズ

アロマテラピー

ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。