アイブライトは、eye(目)bright(輝く)という名前からも分かるとおり、さまざまな「目」の症状に対して効能のあるハーブです。
この目のハーブには抗炎症作用や収れん作用があり、目の充血や炎症を和らげ、疲れ目に効きます。目のかゆみや鼻水などの症状にも有効なため、花粉症に悩んでいる人にもおすすめのハーブです。
また、アイブライトには視力低下を防ぐ効果もあるといわれ、17世紀の英国ではこのハーブを視力回復、記憶力向上のために利用していたといいます。
そのほか、アイブライトには強壮作用や殺菌作用もあり、結膜炎やものもらいなどの感染症、アレルギー症状の緩和にも効果があります。
★注意★
特になし。
効能・効果まとめ
抗炎症、収れん、殺菌、強壮
スポンサーリンク
アイブライトはヨーロッパの原産と考えられており、古くから目の万能薬として用いられてきました。
アイブライトという名前は、このハーブがあらやる目の症状を和らげ改善し、視力をよくすると考えられていたことから来ています。
属名のEuphrasiaは、ギリシャ神話の三美神の一人で、喜びの女神エウプロシュネ(euphrosyne)に由来するといわれています。
花言葉は「喜び」です。
アイブライトは半寄生植物で、牧草地などに生える植物の根に取り付いて栄養分を吸収することで生長します。
草丈30㎝ほどにも生長し、夏から秋にかけて小ぶりで美しい花を咲かせます。花の中心は黄色で、それを囲むような白い花びらには紫色の筋が入っています。
日本でも八ヶ岳や南アルプスなどに自生しており、その姿を見ることができます。和名はコゴメグサ(小米草)です。
効能・効果の欄でも紹介したように、このハーブは目や鼻の症状に効き目があります。花粉症にお悩みの方は、ネトルやエルダーフラワー、ジャーマンカモミールなどと一緒にアイブライトのティーを試してみるとよいでしょう。
学名:Euphrasia officinalis
和名:コゴメグサ(小米草)
種別:ゴマノハグサ科 一年草
成分:サポニン、タンニン、アウクビン、ビタミンなど
スポンサーリンク
アイブライトと同じく
ゴマノハグサ科のハーブ
呼吸器系の症状に効く
目覚めの朝におすすめのハーブティー
スポンサーリンク
効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
スポンサーリンク
サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」