アニス

アニスの効能・効果

アニスには消化促進作用があり、胃腸の働きを促して消化を助けてくれます。食べ過ぎてしまったときに、アニシード(アニスの種子)のハーブティーを飲むと胃もたれ防止になります。

このハーブには駆風・去痰などの作用もあり、腸内に溜まったガスを体外に排出し、痰を除く手助けをしてくれます。風邪やぜんそくの咳を鎮めるのにも効果があります。

また、アニスの種子から取れる精油にはアネトールという成分が多く含まれており、これにはホルモン様作用があることからホルモン分泌の調整などにも用いられます。

★注意★
乳幼児や妊娠中・授乳中の人、乳がんを患っている人は使用を避けてください。

効能・効果まとめ

消化促進、駆風、去痰、防腐、消臭

アニスの起源・由来

アニスはエジプトなどの地中海沿岸東部地域の原産で、最も古くから利用されてきたハーブの一つです。

古代エジプトでは、紀元前4000年頃からミイラを作るときの防腐剤として、また消化不良や痛みの緩和などに利用されてきました。

その後、フランスのシャルルマーニュ大帝(カール大帝)によって、アニスはヨーロッパに広められ栽培されるようになったといわれています。

古くから消化促進に有効なハーブとして認められ、古代ローマでは、宴席の最後にアニスを使ったケーキが出されていました。

アニスの名は種名から来ており、ギリシャ語でアニスを意味するanisonに由来しています。このanisonの語源ははっきりしていません。

花言葉は「活力、慈愛」です。

アニスの特徴

アニスは日当たりと水はけのよい弱アルカリ性の土壌を好みます。移植を嫌う性質を持つため、種を直まきします。

草丈40~60㎝ほどに生長し、夏には茎の先端に白い小花を傘状につけて楽しませてくれます。

甘い香りの種子はアニシード(aniseed)と呼ばれ、ハーブティーのほかお菓子やパン、肉料理、魚料理、リキュールの香りづけなどに利用されます。

粉状のもの(パウダー)も市販されていますが、種子はすりつぶした直後から風味が損なわれていくため、使用する分だけその都度種子をつぶして使った方がより香り豊かです。

また、アニスの若葉はサラダに使用します。

使用部位
葉、花、種子
用途
ティー、料理、アロマなど

学名:Pimpinella anisum

別名:コモンアニス

種別:セリ科ミツバグサ属 一年草

成分:アネトール、コリン、クマリン、アニスアルデヒドなど

アニスと同じく
セリ科のハーブ

リフレッシュしたいときにおすすめのハーブティー


掲載中のハーブ
アクセスランキング

ハーブティー

ハーブティー

ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。

ミントウォーター

ハーブドリンク

イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。

ハーブ料理

ハーブクッキング

ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。

ハーブオイル

ハーブオイル

オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。

バスルーム

ハーバルバス

浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。

リース

リース・ドライフラワー

ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。

ポプリ

ポプリ・サシェ

ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。

ボトル

チンキ

ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。

アロマグッズ

アロマテラピー

ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。