レモンバーベナには鎮静効果があり、その心地よいレモンの香りで神経の緊張や不安、悲しみを和らげて、気持ちを穏やかに明るくさせてくれます。不眠症にも有効です。
また、このハーブには胃腸の調子を整え、消化を促進する効能があります。夕食から就寝までの間にレモンバーベナのティーを飲むととても効果的です。
そのほか、レモンバーベナは気管支の炎症を抑える働きも持っているため、風邪のひき始めにもよいでしょう。
ストレスからくる頭痛や腹痛、生理不順などにも効果があるといわれています。
★注意★
長期間、多量に飲用するのは避けましょう。
効能・効果まとめ
鎮静、消化促進、食欲増進
スポンサーリンク
レモンバーベナはアルゼンチン、チリ、ペルー原産のハーブで、今日では世界中で栽培されています。
その名のバーベナという部分は、ラテン語で「神聖な植物」を意味しています。犠牲を捧げたり、誓いを立てるときなどにこのハーブが捧げられたそうです。
フランス語ではベルベーヌ(ヴェルヴェーヌ)と呼び、そのハーブティーはフランスでは定番の飲み物です。
花言葉は「忍耐、魅力、魔力、寛大」です。
レモンバーベナはそれほど土壌を選ばずに生育しますが、寒さにはあまり強くありません。高さ1~3mほどに生長し、夏から秋にかけて白もしくは薄紫色の小さな花を咲かせます。
葉からはレモンのようないい香りが漂いますが、これはこのハーブがレモンと同じ芳香成分を多く含有しているためです。
レモンバーベナはハーブティーに用いられるだけでなく、料理の香りづけに用いられたり、香水の原料としても利用されています。(それゆえ、日本ではコウスイボクとも呼ばれます。)
なお、葉の香りが強いのは若葉のうちで、ハーブティーにおすすめです。乾燥させた葉は香りが長持ちしますので、ポプリなどの材料にも利用されます。
学名:Lippia citriodora
仏名:ベルベーヌ(ヴェルヴェーヌ)
和名:香水木(コウスイボク)、防臭木(ボウシュウボク)
種別:クマツヅラ科イワダレソウ属 落葉低木
成分:精油(シトラール、ゲラニオール、リモネン、ネロール)など
スポンサーリンク
レモンバーベナと同じく
クマツヅラ科のハーブ
神の恵みのハーブ
目覚めの朝におすすめのハーブティー
スポンサーリンク
効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
スポンサーリンク
サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」