ベルガモットには駆風作用があり、大腸に働きかけて腸内にたまったガスを体外に排出する手助けをするといわれています。
また、ベルガモットには消化を促進したり、胃のさまざまな不調を和らげ働きをよくする効果も秘められています。食後にベルガモットのティーをどうぞ。
そのほか、このハーブには鎮静効果もあり、生理痛の緩和などにも用いられます。
★注意★
アールグレイの香りづけやアロマテラピーで使用されるミカン科のベルガモットは、このページで紹介しているシソ科のベルガモットとは別の植物です。
効能・効果まとめ
駆風、健胃、鎮静
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ベルガモットは北アメリカの原産で、アメリカ先住民が好んで使用していたといわれるハーブです。今日では観賞用としても広く栽培されています。
その名は、葉の香りがベルガモットオレンジの柑橘系の香りに似ていることから名づけられました。甘い香りと蜜でミツバチなどを引き寄せることから、bee balm(ビーバーム)とも呼ばれます。
また、ベルガモットはモナルダとも呼ばれますが、この名前は16世紀のスペイン人医師で植物学者のニコラス・モナルデスに由来しています。
和名のタイマツバナ(松明花)は、このハーブが夏に赤い炎のような花を咲かせることにちなんでいます。
花言葉は「燃え続ける思い、感受性豊か」です。
ベルガモットは水はけがよく、やや湿り気のある肥沃な土壌を好みます。高さ60~150㎝ほどに生長し、たくさんの葉をつけ、夏には赤やピンクなどの鮮やかな花を咲かせます。
このハーブには、ワイルドベルガモットやレモンベルガモット、ケンブリッジスカーレットなど多くの近縁種があります。花色も様々です。
ベルガモットの葉や花はサラダに使われたり、ハーブティーに用いられます。葉は、フレッシュな生葉の方が香りが強くおすすめです。
乾燥させた葉や花は、ドライフラワーやポプリの素材としても人気があります。
学名:Monarda didyma
別名:モナルダ、ビーバーム
和名:タイマツバナ(松明花)
種別:シソ科ヤグルマハッカ属 多年草
成分:チモール、カルバクロール、タンニンなど
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ベルガモットと同じく
シソ科のハーブ
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
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サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」