キャットニップ

キャットニップの効能・効果

キャットニップには通経作用があり、月経を促進する効果があります。そのため、月経前症候群の治療にも用いられます。

このハーブには発汗や解熱の作用もあり、風邪で熱が出たときなど、キャットニップティーを飲むとよいといわれます。

また、キャットニップティーを飲むことで神経の緊張がほぐれて、ぐっすり眠れるようになります。のどの痛みにも有効です。

そのほかにも、消化不良や胸焼けといった消化器系の不調を改善したり、腸内に溜まったガスを取り除いたりと様々な効能を秘めています。

★注意★
妊娠中・授乳中の人や子供は使用を避けてください。

効能・効果まとめ

発汗、解熱、抗痙攣、鎮静、収れん、通経(月経促進)、健胃、駆風

キャットニップの起源・由来

キャットニップの葉

キャットニップはヨーロッパやアジア原産のハーブで、古代ローマの時代から人々の間で利用されてきました。

現在ではアメリカ大陸にも自生し、世界中で栽培されています。

キャットニップの名は、cat(猫)nip(噛む)という綴りからも分かるように、猫がこのハーブの香りを好むことに由来しています。これは、このハーブに猫を興奮させるネペタラクトンという成分が含まれているためです。

猫と関連性の深いハーブですが、和名はイヌハッカといいます。ハッカのような爽やかな香りで、キャットミントとも呼ばれます。

花言葉は「自由な愛、愛らしさ」です。

キャットニップの特徴

キャットニップの花

キャットニップは耐寒性が強く、日当たりと水はけのよい場所を好みます。繁殖力も強く、育てやすいハーブです。

茎はまっすぐに伸びて高さ100㎝ほどまで生長し、5~8月頃にかけて白や青紫の花を咲かせます。

縁がギザギザの葉は、生葉でも乾燥葉でもティーに使用できます。(乾燥葉でも香りは残ります。)キャットニップティーはすっきりとした味で、ミントに似ています。

キャットニップはまたたびと同様、猫のおもちゃとしても利用され、猫が寄ってくるためネズミ除けにもなります。育てるときには、猫にイタズラされないよう注意しなければいけません。

使用部位
葉、花、茎
用途
ティー、料理、ポプリなど

学名:Nepeta cataria

別名:キャットミント

和名:イヌハッカ

種別:シソ科ネペタ属 多年草

成分:タンニン、イリドイド、ネペタラクトン、チモールなど

キャットニップと同じく
シソ科のハーブ


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