ラベンダー

ラベンダーの効能・効果

ラベンダーには鎮静作用があり、ストレスでこわばった心身をリラックスさせ、不安や緊張、イライラなどを和らげてくれます。緊張からくる偏頭痛や高血圧にも効果があるといわれています。

神経を安定させる作用があるため、ストレスを感じやすい人や気分にむらのある人にもおすすめのハーブです。就寝前にラベンダーティーを飲むと、心身の緊張がほぐれてよく眠れます。

ラベンダー

また、ラベンダーには抗菌・殺菌作用があり、防虫にも効果があると言われています。中世ローマではラベンダーの花を部屋の中に吊るして、蚊やハエが寄り付かないよう虫除けにしていました。

このハーブには消炎作用もあり、皮膚の炎症を鎮めて組織の回復を助けるといわれています。そのため、ラベンダーはスキンケアにも利用されています。

★注意★
妊娠中の人や子供は使用に注意が必要です。

効能・効果まとめ

鎮静、鎮痙、抗菌、殺菌、防腐、抗炎症、抗うつ、鎮痛

ラベンダーの起源・由来

ラベンダーは地中海沿岸の原産で、現在では世界中で栽培され愛されています。日本でも北海道・富良野のハーブ畑は有名で、夏には一面青紫色に染まります。

ラベンダーの名は、ラテン語で「洗う」を意味するラワーレ(Lavare)に由来しています。これは、古代ローマ時代にこのハーブが入浴に使われていたことからきていると言われています。

花言葉は「あなたを待っています、期待、沈黙、不信」です。

ラベンダーの特徴

ラベンダーは、日当たりと水はけのよい石灰質の土壌を好んで生育します。寒さに強い反面、高温多湿は苦手で、育てるときには風通しをよくしておきましょう。

茎は細くて灰緑色の葉も細長く、高さ50㎝~1mほどに育ち、春から秋にかけて小さく可憐な花を穂状にたくさん咲かせます。花の色は青紫が一般的ですが、品種によって白やピンクなど様々です。

ラベンダーには28種もの品種があると言われますが、代表的なものとしてイングリッシュラベンダーやスパイクラベンダー、この2種を交配したラバンディンや、フレンチラベンダーなどがあります。

なかでもイングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)が最も効能が高く価値があるといわれ、メディカルハーブとして用いられています。

ラベンダー

「ハーブの女王」とも呼ばれるラベンダーはハーブの中でも人気があり、食用や薬用のほか、香水やアロマ、クラフト類など様々な形で利用されています。

ラベンダーの精油は肌への刺激も穏やかで使いやすく、これからアロマテラピーを始めるという人にもおすすめです。

使用部位
葉、花、茎
用途
ティー、料理、美容、アロマ、ポプリ

学名:Lavandula angustifolia

和名:イングリッシュラベンダー

種別:シソ科ラバンデュラ属 常緑低木

成分:フラボノイド、クマリン、タンニン、リナロールなど

ラベンダーと同じく
シソ科のハーブ


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