アロエベラ

アロエベラの効能・効果

アロエには数多くの品種がありますが、薬用・食用とされるのはアロエベラです。アロエベラには傷ややけど、日焼けなどの炎症を抑え、治りを速める強い作用があります。

それらの効力を秘めているのは、肉厚の葉の内側に含まれる透明なゼリー部分です。その確かな効能から今日でも薬用として使用され、放射線による火傷の治療にも用いられます。

アロエベラ

また、葉に含まれるゼリーには保湿作用があり、湿疹など皮膚の諸症状改善に役立つことから、スキンケアにも利用されています。

ゼリー部分ではなく、葉の液体を内服するとその強い緩下作用により便秘解消に効果がありますが、内臓を刺激するため長期的な服用は避けた方がよさそうです。

★注意★
妊娠中・授乳中・痔疾の人は服用を避けてください。

効能・効果まとめ

抗菌、抗炎症、美肌、緩下

アロエベラの起源・由来

アロエベラの原産地は正確には分かっていませんが、アラビア半島ともアフリカともいわれます。今日では世界中で栽培され、身近なハーブの一つです。

その歴史は古く、古代エジプトの女王クレオパトラも美貌を保つため、アロエの葉に含まれるゼリーを肌に塗っていたといいます。

アロエという名前は、ギリシャ語で「苦い」を意味するallalに由来するといわれています。また、ベラは「真の」を意味しています。

花言葉は「健康、迷信、万能」です。

アロエベラの特徴

アロエベラ

アロエベラは日当たりと水はけがよく、やせて粗砂が混じった土壌でよく育ちます。

育つ環境にもよりますが、高さ1m近くにまで生長し、冬に黄色の花を咲かせます。長く伸びた肉厚の葉の縁にはトゲがつきます。

このハーブは乾燥には強いのですが寒さに弱いため、育てるときには鉢植えにし冬は屋内に入れておきます。水遣りはさほど必要なく(特に冬季の水遣りは最小限)、育てる手間のかからないハーブです。

ゼリー状の葉肉は苦みが少なく、サラダやヨーグルトなどに加えて食します。

使用部位
用途
ティー、ジュース、料理、美容など

学名:Aloe barbadensis

和名:アロエベラ

種別:ユリ科アロエ属 多年草

成分:アロイン、アロエエモジンなど

アロエベラと同じく
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