ローズには鎮静作用があり、その優美な香りで気持ちを落ち着かせ、心身をリラックスさせてくれます。その香りは女性の感性を刺激し、気分を高揚させ、幸福感をもたらします。
また、このハーブには女性ホルモンのバランスを整える作用があるといわれています。月経前のイライラや更年期障害の症状を緩和し、憂うつな気分を和らげてくれます。
ローズはビタミンCやポリフェノールを豊富に含んでおり、弾力のある美しい肌を保たせ、しわを減らすなどアンチエイジングにも効果的です。
その他にも、ローズには腸の働きを整えたり、菌の増殖や炎症を抑えたりといった効能があるといわれています。
★注意★
妊娠中の人は使用に注意が必要です。
効能・効果まとめ
鎮静、収れん、抗菌、抗うつ、殺菌、整腸、抗炎症、強壮
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ローズはヨーロッパやアジアの原産で、様々に品種改良された結果、今日ではその品種は世界に2万種類以上あると言われています。その中で、ノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスの3種類の原種は、日本原産のローズ(バラ)として知られています。
ローズの名は、ケルト語で「赤色」を意味するrhodに由来するという説があります。ローズの基準色が赤色のためです。また、和名のバラは、棘(イバラ)が転訛してバラとなったと言われています。
花言葉はローズの色や品種に応じて様々です。
(例)赤のバラ:「愛情、情熱、熱烈な恋」、ピンクのバラ:「気品、温かい心、満足」
「花の女王」と呼ばれるローズは、その美しさと気品ある香りで古くから女性に愛され、花びらは料理にも利用されてきました。
絶世の美女として知られる古代エジプトの女王クレオパトラも、この花をこよなく愛したと言われています。
ハーブティーに用いられるのはオールドローズに分類されるもので、ガリカローズ、ケンティフォリア(キャベジローズ)、ダマスクローズなどです。
なかでもとりわけ香り高いと言われるのがダマスクローズで、香水や化粧品、アロマテラピーなどに用いられています。
ローズの花は乾燥させても香りが残ります。ドライフラワーやポプリにしてインテリアで楽しんでもよいでしょう。
また、疲れているとき、気持ちが落ち込んでいるときには、ローズの花びらをお湯に浮かべたハーバルバスもおすすめです。心身ともに癒されます。
学名:Rosa damascena
和名:バラ
種別:バラ科バラ属 落葉低木
成分:フラボノイド、タンニン、ペクチン、ビタミンCなど
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ローズと同じく
バラ科のハーブ
リラックスしたいときにおすすめのハーブティー
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
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