チェストベリー

チェストベリー(チェストツリー)の効能・効果

チェストベリー(チェストツリー)には、女性ホルモンのバランスを整え、女性の生殖システムの不調を改善する働きがあるといわれています。

月経痛や月経不順、月経過多、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害などの婦人科系疾患に効果を発揮し、ヨーロッパでは古くから用いられてきました。生理の周期を整え、月経前症候群の症状を緩和してくれます。

また、経口避妊薬の使用を中止した際に服用すると、気持ちを落ち着かせ、排卵を自然に回復させてくれます。

そのほかにもチェストベリーには、母乳の分泌を促すホルモンであるプロラクチンの分泌を増やし、母乳の出を良くする作用があるといわれています。

★注意★
妊娠中の人や子供は使用を避けてください。
経口避妊薬の作用を低下させることがあります。

効能・効果まとめ

生殖器強壮、催乳、ホルモン調整

チェストベリー(チェストツリー)の起源・由来

チェストベリー(チェストツリー)は地中海沿岸の原産で、今日では世界各地で栽培されています。このハーブは、古くから「女性のためのハーブ」として婦人科系の疾患に用いられてきました。

中世には修道士の性欲を抑えるために利用されていたそうで、コショウのような風味をもつことから「修道士のコショウ」と呼ばれていました。

和名のセイヨウニンジンボクは、その原産が西洋であり、葉の形が朝鮮人参に似ていることに由来しています。学名のVitexはラテン語で「結ぶ」を意味するvieoから来ており、この植物の枝でカゴを編んだことに由来するといわれています。

花言葉は「才能、思慕、純愛」です。

チェストベリー(チェストツリー)の特徴

チェストベリーは、チェストツリーという丈夫な低木につく果実のことです。日当たりがよければ土質を選ばずに生育し、暑さ・寒さにも強く、比較的育てやすいハーブといわれています。

2~6mほどの高さに生長し、7~9月にかけて青紫色の小さな花を穂状に咲かせます。枝葉や果実からは爽やかな香りが漂い、果実は香辛料としても利用されていました。

チェストベリーはハーブティーにして飲用されるほか、チンキ剤や錠剤などで処方され使用されています。

使用部位
果実
用途
ティー、料理など

学名:Vitex agnus castus

別名:チェストツリー、ヴィテックス

和名:セイヨウニンジンボク(西洋人参木)、イタリアニンジンボク

種別:シソ科(←クマツヅラ科)ハマゴウ属 落葉低木

成分:揮発油、苦味質、イリドイド、フラボノイド、アルカロイド

チェストツリーと同じく
シソ科のハーブ


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