中世、タラゴンには疲労回復効果があると信じられ、巡礼者たちも靴の中に入れてその効能にあやかりました。また穏やかな鎮静効果があるともされ、かつては歯が痛い時にこのハーブを噛んだといいます。
しかし今日ではそれらの効能に期待して使用するというより、料理やドレッシング、ソースなどに用いて美味しく頂くのが一般的です。
タラゴン(フレンチタラゴン)には繊細な風味があり、食欲を増進する効果があるといわれています。
★注意★
キク科アレルギーの人、妊娠中の人は使用を避けてください。
効能・効果まとめ
食欲増進、消化促進、鎮静
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タラゴンは南ヨーロッパや中央・西アジア原産のハーブです。
タラゴンの名は、フランス語とアラビア語でそれぞれ「小さなドラゴン(龍)」を意味する言葉から来ています。これはこのハーブの葉がドラゴンの牙に似ていたり、蛇に咬まれたときに傷を癒したためといいます。
また、タラゴンの属名(Artemisia)はギリシャ神話の女神アルテミスに由来しています。
花言葉は「潔癖」です。
タラゴンは日当たりと水はけがよく、乾燥気味の土壌を好んで生育します。
草丈50~70cmほどに生長し、夏には黄緑色の花を房状に咲かせます。ただ、日本のような気候ではほとんど開花せず、実も結びません。
タラゴンにはロシア産のロシアンタラゴンという品種もあり、こちらは暑さ寒さにも強くよく育ちます。しかし、フレンチタラゴンと比べ風味が劣り、料理などにはフレンチタラゴンが用いられます。
この香り高いハーブは、パセリやチャービルとともにフランス料理に欠かせない食材の一つです。なお、乾燥させると風味は落ちます。
学名:Artemisia dracunculus
別名:フレンチタラゴン、エストラゴン
和名:タラゴン
種別:キク科ヨモギ属 多年草
芳香成分:エストラゴール、フェランドレン、オシメンなど
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タラゴンと同じく
キク科のハーブ
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効き目が穏やかなマザーハーブ(母の薬草)
ハンガリーの女王を若返らせた伝説も残る
スペアミントとウォーターミントの交配種
ヨーロッパで万能の薬箱と呼ばれるハーブ
魚料理と相性のよいハーブとして知られる
悩み・症状別
効能について
ハーブティー
ドライハーブを使う入れ方とフレッシュハーブを使う入れ方があります。数種類をブレンドしてもよいですね。
ハーブドリンク
イギリス生まれのエルダーフラワーコーディアルが有名です。オリジナルのカクテルを作ってみてはいかがでしょう。
ハーブクッキング
ハーブを利用した様々な料理やデザートのレシピがネット上でも公開されています。
ハーブオイル
オリーブオイルなどにハーブをつけ込んで作ります。ハーブの風味を楽しみましょう。
ハーバルバス
浴槽にハーブを入れて、ハーブの成分が含まれたお湯に浸かります。全身浴、半身浴、足浴、手浴などの方法があります。
リース・ドライフラワー
ハーブでリースを作って玄関に飾ってみてはいかがでしょう。ドアの付近にハーブの香りが漂います。
ポプリ・サシェ
ポプリは乾燥させたハーブに精油を混ぜ合わせて作ります。乾燥させたハーブを小袋に入れればサシェになります。
チンキ
ハーブをアルコールに浸してしばらく保管し、ハーブの成分を抽出します。長期間保存でき、内用も外用も可能です。
アロマテラピー
ハーブから抽出した精油を利用して、アロマバスや芳香浴、フェイシャルサウナなど、楽しみ方はいろいろです。
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サントリーグループのハーブ専門店「enherb(エンハーブ)」